ECの受注処理を効率化!業務負担を減らす方法とは?

その受注処理、まだ“手作業”でやっていませんか?

「朝一番にRMSにログインして、注文情報を確認。
メールの確認、在庫確認、納期の確認……。
気づいたらもうお昼で、ぜんぜん他の業務が進んでない!」

これは、とあるEC担当者のリアルな1日。
ネットショップを運営していると、商品企画やプロモーションよりも“日々のルーチン業務”に時間を取られてしまう、そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

本記事では、ECサイトの“受注処理”に焦点をあて、どうすれば効率化できるのか、実際に多くの企業が活用している「自動化の仕組み」や「便利なツール」について、やさしく丁寧に解説していきます。
今の業務に「もう限界かも…」と感じている方こそ、ぜひ最後まで読んでみてください。

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EC受注処理に潜む“ムダ”の正体

ECの受注処理とひとくちに言っても、作業の幅はとても広いものです。

  • 注文内容の確認
  • 在庫の引き当て
  • 決済状況の確認
  • お客様への注文確認メール送信
  • 送り状の発行、出荷手配
  • キャンセル・変更依頼の対応
  • モール別のCSV出力・アップロード

これらを毎日、手動でこなしている方は「業務の半分以上が受注処理」になってしまっているかもしれません。

本来、ネットショップ運営で力を入れたいのは商品開発やプロモーション、リピーター施策といった“攻め”の領域です。
ところが、受注処理が煩雑なままだと、どうしても守りの業務に追われてしまいます。

なぜ“手作業”は減らないのか?
意外と多いのが、「受注処理をシステム化したいけど、何から手をつければいいかわからない」「現場のオペレーションを変えるのが不安」という声。
さらに、こんな理由もあるかもしれません。

  • 複数モールに出店していて処理がバラバラ
  • 社内で独自ルールが根付いている
  • システムを入れたけど使いこなせなかった過去がある

ですが、こうした理由で改善を後回しにしていると、少人数で回している現場にどんどん負担がのしかかってきます。
繁忙期やセール時にはパンク寸前……なんてことにもなりかねません。

業務を“見える化”してみよう

まずは、自社の受注処理フローを「見える化」することから始めてみましょう。

  • どんな作業があるかを紙やホワイトボードに書き出す
  • それぞれに「かかっている時間」「担当者」「使用しているツール」を書き足す
  • その中で「機械的にやっている作業」「繰り返しの多い作業」をピックアップ

たとえば、送り状発行のために手動でCSVを加工しているような作業は、自動化の余地が十分にあります。

自動化で変わる受注処理の世界

ここからは、「ネットショップ自動化」「EC運営ツール」など、実際に活用されている仕組みを紹介していきます。

① 一元管理システムの導入

RMS、Yahoo!ショッピング、Amazon、Shopifyなど、複数モールを横断して管理できる一元管理ツールは、EC担当者の強い味方です。

主な機能には以下のようなものがあります。

  • 受注の自動取込・処理
  • ステータス管理の統一
  • 送り状の自動発行(ヤマト・佐川・日本郵便などと連携)
  • 自動メール配信設定
  • モール横断の在庫連携・同期

一元化するだけで、受注管理の時間が3分の1になったという声も。
とくに、複数モールにまたがっているショップには効果絶大です。

② 定型業務のルール化+自動化

たとえば「代引き注文はこのステータスにする」「同一注文者からの2件の注文は自動でマージする」といった、ルール設定が可能なシステムも多く登場しています。

毎回手動で判断していた作業が、あらかじめ設定した条件に応じて処理されるので、確認ミスも激減します。

③ 顧客対応のテンプレート化

お客様への対応も、実は効率化できる分野です。

  • よくある質問に対する返信テンプレート
  • 自動返信メールの設定
  • キャンセル・返品対応のフローチャート化

このように仕組みを整えておくだけで、属人化を防ぎ、担当者が変わってもスムーズな対応が可能になります。

実例:自動化でここまで変わった!
あるアパレル系EC企業では、毎日4時間かかっていた受注処理が、システム導入後は1時間以内に短縮されました。スタッフの残業はゼロに。空いた時間でInstagramやLINEでの販促を強化でき、結果としてリピート率も向上。

別の食品系ECでは、繁忙期に増員せずに回せるようになり、経費の削減と業務の安定化を実現しています。

どこまで自動化すべき?考え方のヒント
全部を一気に変える必要はありません。
大切なのは「人の判断が不要な部分から順に自動化していく」こと。

  • 確認だけで済む作業
  • CSVの加工やコピペ作業
  • ルールが明確な処理

このような作業から手放していくと、自然と業務全体が軽くなります。

まとめ:自動化は“業務の余白”をつくる手段

受注処理の効率化は、単なる“時短”ではありません。
空いた時間で、新しい企画や施策にチャレンジしたり、より丁寧な顧客対応をしたり。
そういった“余白”が、ECサイトの成長を支えるのです。

今のやり方が当たり前になってしまっている方こそ、一度立ち止まって「本当にこの作業は必要?」「もっと楽にできない?」と見直してみる価値があります。

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