ライブコマースってなぁに?

みなさんこんにちは。おゆかです。

唐突な身の上話なんですけど、アプロ総研に入社する前はアパレルで働いてたんですよね私。

最近は某疫病もあってアパレルって苦しいところが多いんです。

そこで、ブランド公式のSNSを開設したりYouTubeを始めたりと色んなことをしていました。競合他社も結構やっているところが多かったです。

その中でも力を入れていたのが「インスタライブ」です。

同時視聴者数を増やすために会社の人たちが一斉に見たりするんですよね。笑

 

ちなみに皆さん「インスタライブ」って見ます?

私は時代に取り残された20代なのでインスタの機能すらだいぶ怪しいのであんまり見ないんですよね・・・。

でも、このインスタライブを始めとした「ライブコマース」という販売手法が最近非常に増えてきています。

 

今回は「ライブコマース」についてお勉強していきます。

ライブコマースとは

そもそもライブコマースとは何ぞやというお話ですね。

ライブコマースとは「ライブ配信」と「Eコマース(オンライン販売)」を掛け合わせた販売方法のことです。

 

元々は中国市場で急速な成長を遂げ、日本に流入してきたのが始まりです。

 

特徴として以下の3つが挙げられます。

・リアルタイムで売り手と買い手の相互のやり取りが可能

・実演販売のような臨場感を演出ができる

・新しい顧客層の獲得を期待できる

ライブコマースのメリット

リアルタイムで配信者と視聴者のやり取りが可能

私が感じる通信販売の一番のデメリットは「自分が知りたい情報を必ず知れるとは限らない」ことだと思います。

どんな素材?伸縮性は?皺はできやすい?どれくらいの丈感?自宅で洗濯できる?

知りたいことはいっぱいあっても自分が欲しい情報が商品ページに全部書いてないことも多いです。

 

特にアパレルはモデルが身長175cm以上の外国人だなんてことはよくある話。

身長157cmの私が着用した時のイメージって想像し辛いんですよね。

 

そんな中、ライブコマースだと商品の解説を聞きながら疑問に思ったことをその場で聞くことが出来るのです。

 

アパレル以外でも、日用品や専門用品の使用方法や注意点など知識が豊富な販売者と直にやり取りができ、その商品に対する疑問をその場で解消することができるのです。

実演販売のような臨場感を演出ができる

こちらも上記の特徴と少し似ている部分があると思います。

アパレルであればスカートを実際に履いて回転してみたり、パンツを履いた状態で屈伸してみるなど、モデルの着用写真では分からないリアルな質感を視聴者に伝えることができます。

 

アパレル以外ですと食品や日用品も可能です。

掃除用具を使用してその場で汚れを落としてみたり、収穫した野菜をその場でカットしてみたり・・・。編集が出来ないライブ配信だからこそ実現できる「臨場感」「リアル感」を演出することができるのです。

新しい顧客層の獲得を期待できる

配信者をお店のスタッフにしてファンを獲得していくのも一つの手法ですが、芸能人やYouTuberなどのインフルエンサーを起用して配信を行うケースも増えています。

 

世間の認知度が高くない商品や新たに展開するサービスなどを販売する場合、これまで広告・集客の方法は雑誌や新聞・電車の吊り広告等の印刷媒体やテレビCMがメインでした。

 

SNSでの広告・集客も定着していますが、新規顧客を獲得し、ターゲット層に浸透させることは簡単ではありません。

 

しかし、芸能人やインフルエンサーには既に数多くのファンがいます。なかには1度配信を行えば何万人という視聴者が集まるような人もいます。

そういった影響力・訴求力が高いインフルエンサーがライブコマースに出演し、配信を行うことで今までの集客では獲得出来なかったような新たな顧客層をインフルエンサーのファンやフォロワーを通して獲得することも期待できます。

 

このように魅力が多く詰まったライブコマースですが、もちろん注意しなければならないこともあります。

ライブコマースのデメリット・注意点

ライブコマースを行ううえでのデメリットや注意点は主に以下の4つが挙げられます。

・事前の告知による集客

・配信者の技術

・配信トラブルが起こった時の備え

・配信内容によってイメージダウンする恐れ

事前の告知による集客

前提として、ライブコマースを行ってもそのライブ配信を見てくれる人がいないと無意味です。

そのため、ライブコマースを見てくれる人を増やすための集客は必要不可欠です。

 

メルマガで事前にお知らせする・ECサイトにバナーを設置する・ライブコマースで使えるクーポンの作成等々・・・お客様が「配信を見よう!」と思える環境を作っておく必要があります。

配信者の技術

相互のやり取りが出来ると言ってもライブ配信の主導権を握るのは配信者であり、ライブコマースを見に来た視聴者の購買意欲を搔き立てる必要があります。その為、配信者はライブコマースを円滑に進めるための技術が必要になります。

 

商品の説明が書いてある原稿をただ読んだだけでは誰も商品を「買いたい」とは思いません。

商品の魅力をいかに視聴者に伝え「欲しい」と思わせるかが重要なポイントとなります。

たまに実演販売をしている方をお見かけすることがありますが、それと似たようなスキルと思っても良いかもしれません。

 

それ以外にも話すときの滑舌やスピード感、商品の詳細を伝える時の話し方や言葉の使い方、視聴者からリアクションがあった時の応答の仕方など、ライバーとしてのスキルも求められるので、他の販売方法よりも求められる技術が多いです。

配信トラブルが起こった時の備え

あるあるだけど困るのがこれ。配信トラブルです。

ネットの回線が切れてしまった、映像が荒い、ラグが発生している、音声が聞こえない等々・・・。

これらの通信障害や機材トラブルに備えて事前に準備とリハーサルを入念に行うことが大切です。

 

極端なことを言えばスマートフォン1台あればライブコマースの配信は可能ですが、商品や配信者を綺麗に見せたい場合、高画質なカメラを用意したりライトを当てたりなどの対策が必要になります。

配信内容によってイメージダウンする恐れ

ライブコマースを行う際、注意しなければならないのは「配信の内容が適切かどうか」です。

特に現代のSNS社会はいつでも炎上してしまう可能性があります。

例えば、「商品についての質問に答えられなかった」「配信中に不適切な発言があった」など、視聴者が不信感を抱くような内容を配信してしまうとイメージダウンが起こったり、最悪の場合は炎上するケースもあります。

 

特に、Youtuberやライバーなど外部の人に配信をお願いする場合は商品知識の共有、配信中の言葉遣いなどに注意を向けるなど、事前にしっかりと打ち合わせをした方が良いと思います。

 

まとめ

以上、ライブコマースの特徴などについてお伝えしました。

 

インフルエンサーや芸能人にライブコマースの出演をお願いすることが難しく、社内の人たちでライブコマースを行う方も多いと思うので、最初は集客から苦労する部分も多いのではないかと思います。

 

他にも商品の映し方やライブコマースの構成など・・・

日々トライ&エラーで改善を行い、商品の魅力が1番強く伝わるライブコマースの在り方が見えて来るのではないかと思います。

 

私たちアプロ総研で取り扱う商品は所謂「無形商材」なので、ライブコマースはなかなか難しいですが、クライアント様は「有形商材」の会社様がほとんどです。

 

ですので、私もライブコマースで成功していく方法など引き続き勉強していこうと思います。

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