ネットショップでレビューが増えないのはなぜ?改善のヒントと成功事例
はじめに
ネットショップを運営していると「もっとレビューが欲しい」と思う瞬間は少なくありません。
レビューは新規顧客にとって信頼の証であり、購買率を押し上げる大きな要因になります。しかし実際にはレビューがなかなか集まらず、売上やブランディングに伸び悩むEC担当者の方も多いのではないでしょうか。
本記事では「レビューが増えない理由」をひも解きながら、改善に向けたヒントをわかりやすくご紹介します。
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レビューが増えない理由とは?
レビューが集まらない原因は、単純に「お客様が書きたくないから」ではありません。背景にはいくつかの心理的・環境的な要素があります。
まず大きな理由のひとつは「レビューを書く動機がない」ということです。
商品を購入した後は、すぐに使う・満足して終わる、という流れになりがちで、わざわざ時間を割いてレビューを書くインセンティブがないのです。
また、商品が期待通りだった場合ほど「特筆すべきことがない」と感じて書かないケースもよく見られます。
次に「レビューを書く仕組みが分かりづらい」問題もあります。
レビュー入力画面までの導線が複雑だったり、ログインが必須で手間がかかると、せっかく意欲があっても離脱してしまいます。
さらに「レビュー依頼のタイミング」がずれていることも多いです。
届いてすぐにお願いすると「まだ使っていないから書けない」となり、時間が経ちすぎると購入の熱が冷めて書かれないまま忘れられてしまうのです。
レビューを増やすための改善ヒント
1. レビュー依頼のタイミングを工夫する
商品が到着してすぐではなく、実際に使い始めて「良さを実感する頃」に合わせて依頼するのが効果的です。
たとえばコスメなら使用後1週間、家電なら1か月ほど後にメールやLINEで案内を送ると、自然な流れでレビューにつながります。
2. レビュー投稿のハードルを下げる
入力フォームを簡潔にし、1~2分で書けるように工夫することが大切です。
星評価だけでも投稿可能にしたり、スマホからワンタップでアクセスできるリンクを送るのも効果的です。
3. 「レビューするメリット」を提示する
「次回使えるクーポンをプレゼント」や「抽選でギフトが当たる」といった仕組みは動機づけになります。
ただし景品表示法やプラットフォーム規約に注意し、過剰なインセンティブにならないようバランスを取ることが重要です。
4. 感情を動かす依頼文を活用する
「あなたの声が、次に買う人の安心につながります」「スタッフ一同レビューを励みにしています」といった文章を添えることで、共感や応援の気持ちからレビューを書いてもらいやすくなります。
5. SNSと連動して広げる
レビューをそのまま公式SNSや商品ページに引用すると「自分の声が取り上げられる」楽しみを与えられます。
顧客参加型の企画を打ち出すことで、レビューが“特別な体験”に変わり、積極的に書いてもらえるようになります。
成功事例のイメージ
あるアパレル系ネットショップでは、購入から7日後に「商品の着用感を教えてください」というメールを送る仕組みに変更しました。
あわせてレビュー投稿が完了すると500円分の次回クーポンが発行される仕組みを導入。
その結果、レビュー数が約3倍に増加し、レビューを見た新規顧客の購入率も上昇しました。
また、キッチン用品を扱うECサイトでは「レビュー写真を公式Instagramに掲載する」キャンペーンを行い、ユーザーの参加意欲を高めることに成功しました。
結果的に写真付きレビューが増え、商品のリアルな使用シーンが広がったことで信頼性もアップしました。
レビュー改善がもたらす効果
レビュー数が増えることで、単に信頼性が高まるだけではありません。
検索エンジンに評価されやすくなり、SEOにもプラスに働きます。
またレビュー内容は自然な「ユーザーの声」なので、商品説明文には載せきれないリアルな情報が伝わり、購買意欲を刺激します。
さらに社内にとっても貴重なフィードバックとなり、商品改善やカスタマーサービス向上に役立ちます。
まとめ
レビューが増えないのには「動機が弱い」「導線が複雑」「タイミングが悪い」といった原因があります。
しかし、少しの工夫でレビューは格段に集まりやすくなります。
お客様にとって負担が少なく、書くことでメリットや楽しみが感じられる仕組みをつくることが大切です。
最後に
アプロ総研では、レビュー促進をはじめとしたEC運営全般の改善施策をご提案しています。
レビューの仕組みづくりからSEO対策、SNS連動施策までトータルでサポート可能です。
「レビューをもっと増やして購買率を上げたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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